【中国】吉林省長春編~ラストエンペラーのお家~

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【为满皇宫博物馆】(偽満皇宮博物館)に行きました。

自然公園系が多い長春ですが、こちらは冬でも楽しめるスポットです。入場料は70元(約1050円)でした。

ラストエンペラーは見たことがないので、Wikipediaを読みつつ見学してみました。

 

同德殿

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入口のすぐ側にある建物。 この建物は空調もしっかり効いていて、暖かかったです。

ホールにはコーヒーの自販機がありました。見ていたら奢ってくれようとした人が居たけど、親切な人なのか不審者なのか分からなかったのでゴメンナサイ。

その後、行く先々で姿を見かけ一人で気まずい思いをしたのでした。そりゃね、みんな順路に従って見学するんだからそうなりますよね……。

 

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部屋解説のプレートには日本語もあるので、中国語が分からなくても見学しやすいと思います。 部屋によっては若干怪レい日本語もありますが……。

 

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映画ホール。「ここで家族と映画を観ることもあった」という内容の説明がありましたが、ぽつんと2人分だけ置かれた椅子を見るとなんとも言えない悲しい気持ちになります。

しかも観ていたのは日本の侵略を賛美する映画……。

 

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大きな窓の廊下が素敵でした。暖かくてとても気持ち良くて……いつまでも居られそう。

部屋を挟んだ反対側にある廊下には、透かしが綺麗なシャンデリアがありました。

 

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素敵な暖炉とドア。建物丸ごと展示物!って感じの施設では、ついつい装飾ばかり撮影してしまいます。

 

2階吹き抜け部分は、偽満皇宮の修繕に関する展示がありました。

 

御用防空壕

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空襲警報があったときに溥儀とその家族が避難した場所だそうです。

中々に深いところまで掘ってあります。

用途を知っているからというのもあるけど、薄暗いし、他に誰も居なかったし物音一つしないしで、なんだか怖かったです。

 

特色文物展

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百度地图によると、正式名称は【凝固历史的遗物伪满皇宫博物院特色文物展】だそうです。長い!!!

ここは、建物ごとに溥儀の家族の写真や、満州国の重鎮の写真などが展示されていました。

 

缉熙楼

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とぼけた顔の獅子。

日本軍の盗聴を恐れた溥儀が実際に住んでいたのは、こちらの建物だそう。

誰々がここで息を引き取った、とか、アヘンを吸っていた、とかそんな部屋が多くて屋内の写真はほとんど撮らずでした……。

側室たちの部屋とか、綺麗だったんですけどね。

 

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無料の生姜湯。 めちゃくちゃ寒かったので、心遣いがありがたいです。衛生面がどうなのかは分かりませんが、寒すぎてもう無理。美味しくいただきました。

 

勤民楼

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どの部屋(と廊下)もそうですがシャンデリアが素敵です。

あまりにも素敵なものが多いので、見学中は上ばかり見ていました。

勤民楼は手摺といいシャンデリアといい、直線的なデザインでまとめられているようです。

 

3枚目の写真は溥儀に謁見するお部屋です。見たときの正直な感想は、「え、狭っ!」でした。この距離感だと、その気になれば暗殺できてしまったのではないでしょうか……。

 

嘉乐殿(嘉楽殿)

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三歳で即位した溥儀。 嘉楽殿のテーマは皇帝から公民へ。

 

関東軍に利用されたかわいそうな人、というイメージでだったんです。清の皇帝として即位して以来、散々利用されてきただけじゃんって 。

でも、中国側からすると裏切り者の犯罪者なんですね。

本人は清朝を再建したかっただけで、民への慈愛もあったようですが……。他にも、脅されたからとか溥儀は欲望の塊だったからとか、色々な説があるようですね。

 

私は中国側での名前が「偽」満州国だったことすら知らなかったので、見学に来て知ることができて良かったと思います。

 

宮内府

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宮内府は北と東西に建物がある四合院スタイルでした。

 

西側にもいくつか建物があるようなのですが、修復工事中だったのか辿り着けず……うろうろしているうちに出口に辿り着いてしまいました。

寒さも限界だったので、見学はここまでにして帰ることにしました。

 

地図

バスまたは地下鉄での訪問が便利です。 駅とバス停、名前はどちらも「伪满皇宫站」。 チケット売り場はバス停の近くにあるので、バスで行くのがおすすめです。