中国で出産するからにはぜひ体験したい坐月子。坐月子のための産後ケアセンター、月子中心を予約しました。
坐月子って?
出産のダメージは交通事故の怪我によく例えられますよね。このダメージから回復するために、産褥期は何もせずに体力回復に専念しよう!というのが坐月子です。自宅に月嫂というシッターさんを呼ぶ方法と、月子中心という産後ケア施設に泊まってお世話してもらう方法があります。
月嫂の場合は月子中心より安いのがメリットですが、自宅に他人を入れなければなりません。通いの日勤と、住み込みの24時間勤務があります。月子中心は高いですが、担当以外にも24時間複数のスタッフが勤務していること、施設の設備を使えることがメリットだと思います。
韓国にも同じような習慣があるようで、産後調理院というところに2週間泊まるのが一般的みたいですね。一応日本にも産後ケアホテルはあるようですが、基本料金が高かったりオプション扱いになってしまうサービスが多かったりするようです。
青島の価格
28日間の基本プランで下は23800元から上は138000元まで色々です。青島は他の日本人が多い都市に比べると安い方でした。(調べてみたら、上海や北京は390000元=約780万円レベルがごろごろしていてびっくり……!)
上記は28日間の基本プランの値段で、42日間のプランもあります。双子の場合は+30%程度の追加料金がかかります。その他、15日間と期間が短い代わりに値段も13000元前後とお安い小月子プランがある施設もあります。
見学しに行ったところ
我が家は青島最安値の基本料金23800元に絞って探しました。双子料金を加算すると、約31000元になります。
爱加壹母婴月子中心
私が予約したのはこのお店。ホテルのフロアを改修したタイプのお店です。サービスの説明を一番詳しくしてくれたのと、部屋からの眺望が良かったのが気に入りました。
上の3枚は大众点评の公式画像です。なかなか綺麗な内装。写真には写っていませんが、元はホテルというだけあってトイレとシャワーブースがきちんと仕切られているのも日本人としては有難い◎
下の写真は部屋とセットになっているサービスの一覧です。母体ケアに漢方を使った施術があるのが中国らしい!その他物品の支給もあるので、参考にしながら準備するといいと思います。
爱加一母婴月子中心
私が最初に目をつけていたのはこのお店。予約したお店の系列店です。一番安い部屋は北向+半地下だったので夫のお気に召さず……。全部で7部屋しかない小規模なお店なので、献立の融通がききそうなところは魅力的でした。
予算に合わないので私たちは候補に入れませんでしたが、畳のある日本風のお部屋もあります。系列店だけあって、套餐の内容は爱加壹母婴月子中心とほぼ同じでした。
安悦母婴月子中心
このお店は李沧区にあるお店です。こちらもホテル改装タイプ。
予算に合うのは特价房だったのですが、爱加壹母婴月子中心に比べると狭め。我が家は双子なので、ベビーベッドを2つ置くとかなり窮屈そう。
それと、見学に行ったときはあるルームタイプが満室だったのですが、「この部屋のお母さんはお昼寝中だから静かに見てね~」とこっそり見せてくれたことも気になって……。自分の入居中に同じようにされるのは絶対嫌!
ハンバーガーやケーキなどの洋風メニューがあるところは魅力的でしたが、結局このお店は選びませんでした。
乐嘉月子中心
一番最初に見に行ったお店です。オープンしたてで、まだ大众点评にも評価がありませんでした。
ただ、このお店にはケアルームに浴槽があるんです!プランに含まれている漢方風呂の他に、体調さえよければ湯船に入らせてくれるとのこと……。
お風呂はかなり魅力的だったのですが、リフォームしたばかりで有害物質が心配なこと、安い部屋は天窓式で採光があまり良くないこと、先程も書きましたが評価がまったく分からないことからこのお店は早々に候補から外れました。
改めて検索してみたら高評価だったので、ここもありだったかも?