初期の中国語は早孕または早孕期です。
不妊治療編に引き続き、こちらも青島の三甲級病院でのお話です。
妊娠5週
私は不妊治療のために生殖科にかかっていたので、11週で産科に移るまではそのまま生殖科での診察を受けました。
エコーは経膣か経腹か選べる
陽性確認~11週までのエコーは経膣か経腹か選べました。診察室で毎回お医者さんにどっちにする?と聞かれます。どちらを選んでも値段は変わりません。
つわり
この頃からつわりが始まりました。私は食欲がなくなるくらいの軽いつわりだったんですが、日本のコンビニが恋しくて仕方がなかったです。冷たいのにふっくらご飯のおにぎりとか、お弁当コーナーのスパサラとか冷やし中華とか……。せめてファミマかローソンがある都市だったらまだ良かったんですが、青島にはローカライズされきったセブンイレブンしかなくて辛かった……!
食欲がないときでも食べられたのが干し芋。トップバリュの干し芋は一袋の量が丁度良くてよかったです。イオンなら青島にもあるので、これを食べてしのいでました。
妊娠前はスーパー等のザ・中国!な匂いを心配していたのですが、幸い吐くことはなかったです。香米とか五香粉とかの元々嫌いな臭いは不快感マシマシでしたが……。臭いがダメなタイプのつわりだったらアウトだったかも。
妊娠7週
7週のエコーで胎心を確認!この頃は三绒三羊、つまりDDの三つ子でした。
流産予防のために飲んだ漢方薬
滋肾育胎丸という薬を処方されました。1箱417.5元もするのにめっちゃくちゃ臭いしまずいです!!!中国人も受け入れられないまずさらしく、ネット上では鼠の糞とか言われている始末。万が一この薬を飲むことになった人のためにアドバイスですが、濃い目の豆乳で流し込むと多少はまずさが軽減されます。それと引き換えに、私はプレーン豆乳が飲めなくなりましたが……。匂いを嗅ぐとあの薬の味が甦って無理!
ちなみに滋肾の名前の通り腎臓にも効く薬なので、腎臓病になった場合、男女関係なく処方されるリスクがあります……。
妊娠9週
元々三つ子のうちの一人は発育不良との診断だったのですが、今回のエコーで正式に発育停止。二绒二羊、DD双子になりました。
妊娠10週
コロナの影響で在宅勤務になりました。ラッキー!ただ、同じくコロナの流行で医療機関の受診に48時間以内のPCR結果が必要になり、ちょっと面倒……。ゼロコロナ政策に助けられたり不便だったり。
妊娠11週
11週に入り、めでたく産科デビュー!この頃にはつわりもほぼ終わっていました。
母子手帳は病院受け取り
11週で生殖科を卒業し、産科にかかりました。一応目安としては12週のようですが、私の休みの都合で少し早めに受診しました。それと同時に母子手帳もゲット。役所ではなく病院での受け取りでした。週数が近い日本のマタ垢さんたちが心拍確認後に次々母子手帳を貰ってるのが羨ましかったなぁ……。ただ、一応妊娠前から書き込むページがあるので、場合によってはもっと早くもらうこともあるのかも?
なんと青島の母子手帳はフルカラー。妊娠~出産用に1冊、子供の成長記録に1冊、手引き書のようなものが1冊の3冊セットです。ちなみに、水色の冊子が妊娠中用。表紙のハートはリスクレベルを表しています。私は双胎で一般リスク(中リスク?)なので黄色!
検査
11週の検査。採血、検尿、心電図にエコー(NT)、陰部の診察と盛りだくさんとなっています。本来は検査後に栄養指導を受けるのですが、検査に時間がかかりすぎて受けられませんでした。
この日の検査代は987.4元。ちなみに、国の政策でエイズや梅毒の検査は無料となっています。
中国のサプリは飲みにくい
検査の結果、カルシウムや鉄分を補給することになりました。元々エレビットの葉酸サプリ(黄色い錠剤)を飲んでいたので、カルシウムもエレビットのものにしたんですが……。まあ1粒のでかいこと!妊娠に伴う甲状腺の異常で甲状腺喉に閉塞感があったこの時期は特に辛かったです。
今は夫が素手でかち割ってくれたり、自分でピルカッターで切ったりして飲んでいます。
もしこれから中国に渡航予定でエレビットを飲む予定がある人は、日本から持っていくことをおすすめします。日本のエレビットは丸くて小さいピンクの錠剤です。コロナさえなければ私も日本版を飲みたかった……。