中国在住日中夫婦、結婚の手続き


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私たちはこれからも中国に住む予定なので、中国で先に結婚の手続きをしました。

全ての手続きを日本に帰らず中国で済ませましたので、記録しておきます。
これから結婚される日中カップルの参考になれば幸いです。

海外在住日本人×外国人の婚姻届の書き方はこちら

 ※山東省青島市の場合です。

目次

[:contents]

 

そもそも結婚証って何?

日本の婚姻届提出に相当するのが結婚登記です。この時、2人の婚姻が成立したことを証明する結婚証が発行されます。この結婚証をもらうことを、中国では「领证」といいます。

 

先に中国で?順番が関係あるの?

あります!
どちらの国で先に手続きするかによって、必要な書類が異なります。
また、日本で先に手続きしてしまうと、中国で結婚証をもらうことができません!
結婚証がほしい方は、中国で先に手続きしましょう。
個人的には記念にもなるので、もらうことをお勧めします。

 

中国での手続きってどうやるの?

やること

・書類の準備
・予約
・领证

 

手続きをする場所

結婚登記所

 

用意するもの

・写真 3枚

 

日本人側
・婚姻要件具備証明書(独身証明) 1通
 ・パスポート
 ・戸籍謄(抄)本(発行3ヶ月以内) 1通
 ・結婚相手の身分証、戸口簿(掲示)
・パスポート

 

中国人側
・身分証
・戸口簿

 

写真

写真屋さんで撮れます。大众点评で「快照撮影」と検索すると見つかると思います。

小道具を貸してくれたりヘアセットしてくれたり、店によってサービスが異なります。

私たちの場合は、撮影のみで20元の店で撮影し、抖音で見つけた加工屋さんに300元で加工してもらいました。

日本への届け出を中国で行う場合は、結婚証名書用の写真も必要になります。多めに印刷しておきましょう。

 

婚姻要件具備証明書(独身証明)

総領事館で作成してもらえます。必要書類を揃えれば、即日発行でした。
申請書はその場で記入します。
大体15分くらいで作成してくれます。
費用は75元、支払いは現金のみでした。
中国人側の必要書類を預かれば、日本人一人で行ってもいいそうです。

 

戸籍謄本

私の本籍地は、海外からの郵送請求に対応していました。
身分証のコピー、市役所HPからDLできる請求書、発行料+返送料分の国際郵便為替を送ればいいそうです。
が!中国では、国際郵便為替の取り扱いがありません。

なので、日本にいる家族に頼みました。
日本で動ける親族がいない場合は、委任状を書くことで代理人に取得してもらうこともできます。
ただし、委任状は原本が必要とのことでした。

日本の戸籍変更も中国で行う予定だったので、私は計3通発行してもらいました。

 

結婚検査

これはしてもしなくてもいいです。
以前は義務でしたが、2003年から任意になったそうです。
私たちは安心のために検査しました。
地域によっては無料で検査できる場所もあるようです。
青島は該当していましたが、機械の性能に差がある(と夫が主張する)ので、有償の病院で検査することに。

 

予約

住んでいる場所の結婚登記所に電話すると、予約用のアドレスを教えてくれます。
そこに書類をスキャンしたものを送り、当日登記所に行く時間を予約します。

 

领证

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とうとう入籍当日です。

用意した書類を持って、予約した時間に登記所へ行きます。私たちが行った登記所はとても小さいオフィスでした。

係の人の案内に従って申請書と宣誓書を記入し、拇印を押せばあとは待つだけ。

当日の所要時間は30分ほどでした。

 

注意点としては、日本人側の名前はローマ字で記入することくらいでしょうか。スタッフの方が親切に教えてくれるので、問題はないと思います。

私たちが行った登記所のスタッフさんは、少し日本語が話せました。

それから、拇印を押すのでウエットティッシュがあるといいかもしれません。ティッシュはくれますが、完璧には落ちないので……。

 

日本への手続きって?

中国で結婚の手続きを終えたら、次は日本の戸籍を変更する手続きをします。

この段階ではまだ、日本の戸籍は未婚のままなので、既婚に変えるための手続きが必要になります。

この手続きは领证のあと3ヶ月以内に行わねばならず、期限を過ぎた場合の手続きは理由説明書が必要になるそうです。

 

用意するもの

・婚姻届 3通(本籍地を変更しない場合は2通)
・戸籍謄本(発行3ヶ月以内) 2通
・中国人配偶者の国籍証明書(中国人本籍地の公証処発行の和訳文付公証書) 2通

・中国人の写真 2枚

・結婚証明書(中国人本籍地公証処発行の和訳文付公証書) 2通

 ・結婚証の写真 2枚

 

婚姻届

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領事館に婚姻届の用意がありました。

「中国で結婚したので日本への届け出をしたい」と言えばくれると思います。外国での届け出に合わせて作られているので、書きやすいです。

私は領事館でもらえることを知らなかったので、自分で用意して行きましたが。用意があるなら、一言HPに記載しておいてくれてもいいのに……。

 

自分で用意する場合は、インターネットでDLして印刷すればOK。

大众点评辺りで「图文快印」と検索すると見つかると思います。

私が行ったお店では、モノクロコピーで1枚2元でした。

中国のコンビニはプリンターを置いてないので不便ですね……。
上海や北京にはあるのかもしれませんが、青島では見つけられず。

 

上の写真に、外国に住む日本人と外国人が結婚する場合の婚姻届の書き方を記入しています。

日本に住むパターンや欧米人とのパターンは結構見かけたのですが、海外在住パターンがなかなか見つからなかったので……。

 

結婚証明書・国籍証明書
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公証処で発行します。

 

持ち物

・結婚証(夫分、妻分)

・パスポート(日本人側)

・身份证・户口薄

・結婚証の写真 2枚

・中国人の写真 2枚

 

早ければ一週間、遅ければいつになるか不明……というなんともな情報でしたが、4日後にできました。早すぎてびっくり。

 

公証費1種150元、副本費1通20元、日本語訳1種60元でした。

 

領事館へ届け出る

必要書類を持って領事館へ。

不備がないか確認してもらったり、書き直したりで30分くらいかかりました。

支払いは特にありません。

日本人一人で行っても問題ありませんでした。

 

あちこち行ったり用意したり大変でしたが、これでようやく全ての手続きが終わります。お疲れ様でした!